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InDesignを使う上で便利な機能に[段落スタイル]があります。テキストの処理では欠かせない機能です。段落スタイルは段落の設定を事前に登録しておき、段落スタイルをテキストに適用すると複数の設定が一度に指定できます。InDesign CS2には段落スタイルの設定パネルが「27」もあります。ここではそれぞれの設定パネルを一つ一つ取り上げて使い方を解説します。目次は こちらから
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▼02 [基本文字形式]でフォントの属性を指定する |
[基本文字形式]では、フォントの属性を指定します。フォント、スタイル(ウエイト)、サイズを指定します。[行送り]は、「自動」で「1.75」倍が指定されます。
「13Q」では「22.75 H」となります。、文字サイズは「級」、文字送りは「歯」で表します。いずれも「0.25 mm)で、単位は違っても、ピッチは同じです。
[カーニング]は文字の詰め方を指定するものです。文字を詰めないときは「和文等幅」を指定します。「オプチカル」は文字の字形からInDesignが自動的に詰めを行います。また、「メトリクス」は、CIDやOpenTypeが持っている詰めデータを利用して文字詰めを行うものです。
[小/大文字]では「スモールキャップス」と「オールキャップス」を指定します。いずれも、欧文部分を大文字にします。サイズを小文字のまま大文字にするときは「スモールキャップス」を、サイズを大文字に変更するときは、「オールキャップス」にします。「オールキャップス」にするとすべての欧文が大文字になります。なお、「スモールキャップス」はフォント内にスモールキャップス字形が組み込まれている場合のみに適用されます。
[位置]以下は、本来であれば、段落スタイルで使うことはまずありません。[位置]は、「上付き」や「下付き」を指定します。また、「下線」「分割禁止」「打ち消し線」なども、「文字スタイル」で指定することはあっても、段落単位で指定することはありません。なお、「分割禁止」はもともと改行されたときハイフンで泣き別れになる単語をハイフンで分割させないための設定ですが、日本語にも適用されます。
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